トラック自動隊列走行 新東名高速で実験が始まりました。

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トラック自動隊列走行 新東名高速で実験が始まりました。


ドライバー不足解消にむけ、国も本気で取り組んでくれているようです。




トラック自動隊列走行 新東名高速で実験が始まりました。


昨日、新東名高速道路で行われた実証実験を見学してきました。

実験は、トラックを3台連なって走らせ先頭はドライバーが運転、2台目、3台目は無人化(自動運転)させることを最終目標にしたものです。

今回は、不測の事態に備え、2台目、3台目もドライバーが乗っていますが、ハンドル、アクセル、ブレーキなどの操作はしません。




トラック自動隊列走行 新東名高速で実験が始まりました。


走行区間は、新東名高速道路浜松SA(サービスエリア)から遠州森町PA(パーキングエリア)までの約15㎞。

走行速度80㎞でトラック同士の車間距離を30m程開けて隊列で走行します。

最近では、オートクルーズ機能を搭載している乗用車も増えましたが、担当者の方の説明を聞くとその高度化版のような感じですね。




トラック自動隊列走行 新東名高速で実験が始まりました。


前のトラックと後ろを走るトラックが通信でアクセルやブレーキの情報をやりとりすることで車間距離をきめ細かく制御するシステム搭載したそうです。

通常のオートクルーズでは、物理的に前車との距離を測りながら追随しているだけなので、どうしてもタイムラグが出て車間距離が広がってしまいます。
前車のアクセル・ブレーキ操作の情報を瞬時に後車に伝えることが出来れば、前車と後車が一体化した加速減速が出来るので、車間距離が広がることが無く走行の安全度が高まります。

このシステムは、CACC(Cooperative Adaptive Cruise Control)といい、世界で初めて採用された技術だそうです。




トラック自動隊列走行 新東名高速で実験が始まりました。

 今回、世界で初めてということがもう1つあって、それは、違うメーカーのトラックが隊列を組んで走行するということです。

従来の実験では、同じメーカーのトラックを隊列させていたのが、4メーカー合同チームになっています。

この自動隊列走行を経済産業省・国土交通省では、2020年までに実用化したいとしています。

トラック自動隊列走行 新東名高速で実験が始まりました。

期待したいですね。


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トラック自動隊列走行 新東名高速で実験が始まりました。






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この記事へのコメント
NHKのローカルニュースで拝見しましたよ。
インタビュー受けられてましたね。
Posted by でんきやおーちゃんでんきやおーちゃん at 2018年01月24日 17:38
>でんきやおーちゃん さま

運送屋のオッサンが映っていましたね~笑
Posted by 渡辺次彦 @アトランス渡辺次彦 @アトランス at 2018年01月24日 18:47
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