
17年連続日本国内で一番売れている(※1)いすゞ自動車の2トン車ですが、ジャパントラックショー2018の会場には
アラウンドビューモニターを装着したトラックが展示されていました。

アラウンドビューモニターは、車両上方の視点で画像処理した映像をモニター(ディスプレイ)に表示させ、直接見えにくい個所を確認できるようにするものです。
最近の乗用車には、車庫入れや縦列駐車がスムーズにできるということで装備が進んでいますね。
トラックの場合は、死角を無くし巻き込み事故などを防ぐ効果が期待できます。
トラックの荷台後方上部などにカメラが付いています。

さらに、キャビン(運転席)フロントガラス真下も確認出来るようになっていました。
この運転席の目の前という場所も運転手から直接見えない場所(サイドミラーで確認)です。
実用上の課題はありますが、いいアイデアだと思います。
トラックが第一当事者(事故の過失が重い方)となる交通事故のうち左折事故の9割(※2)が巻き込み事故です。
トラックドライバー自身が運転技術、安全技術を磨いていくことは当然ですが、トラックの装備として死角を無くしより安全をサポートするものが実用化されることを期待したいですね。
※1:2001年~2017年国内新車販売台数 自販連およびいすゞ調べ
※2:.「事業用自動車の交通事故統計(平成27年版)」-国土交通省
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