大型トラックの最高速度引き上げ(80㎞→90㎞)大反対です。(個人の見解)
物流の2024年問題解決※に資すためにと
警察庁が大型トラックの高速道路での
最高速度制限を現行の80㎞/hから90㎞/hへ
引き上げる方針を示しています。
※物流の2024年問題:
2024年4月1日からトラックドライバーの
残業時間の上限が従来よりも制限されることで
起こると予想されるドライバー不足の問題。
ドライバーが不足することでモノが運べなくなる
と心配されている。
私は運送事業の経営者ですが、
速度制限の引き上げには大反対です。
制限速度を引き上げることで、
ドライバーの疲労は増えます。
精神的にも肉体的にも負担が増えます。
さらに、当然前方視野は狭くなりますし
万が一にアクシデントが発生した場合の
対応も速度が速いほど遅れます。
つまり、ドライバーの負担とリスクが
増えるということです。
もともと物流の2024年問題は、
ドライバーの働き方改革の一環としてあるのに、
これでは、ドライバーの労働条件が
改善するどころか逆に労働強化です。
道路を走るだけが運送業務ではありません。
荷物を積み込む→走行→荷物を下ろすの
行程があります。
つまり、ドライバーの負担を減らす(労働時間を減らす)には、
積込先、荷下ろし先の状況の改善が必要です。
走行だけの時短では、拘束時間の減少にはなりません。
速度を上げることでドライバーのリスクだけが増えます。
なぜ、こんなことがまかり通るのか、
私にはわかりません。
ドライバーの負担とリスクを増やす
最高速度の引き上げには断固反対します。
【この記事は個人の見解に基づくものであり、
所属する団体などを代表するものではありません】
------------------------------------------------------------------------------
≪≪
混載便・家電宅配の株式会社アトランス≫≫
TEL 053-423-7070/FAX 053‐423‐7078
H P :
https://www.logi-best.net/
E-Mail : info@atrans.co.jp
twitter Facebook YouTube Instagram
------------------------------------------------------------------------------
関連記事