「物流版UBER最前線 ~軽タウンの誕生からPickGOの未来へ~」 物流学会ビジネスセッション
<写真左:角井社長 右:松本社長>
株式会社イー・ロジットの角井亮一社長が組織長として主催する日本物流学会ビジネスセッションの講演会に参加しました。
今回の講演者は、松本 隆一CBcloud株式会社代表取締役CEO。
テーマは、「物流版UBER最前線 ~軽タウンの誕生からPickGOの未来へ~」。
松本社長は、国土交通省の元航空管制官というキャリアを持ち、義父が経営していた冷蔵の軽車両の会社を引き継ぎ、今のマッチングビジネスをシステム化する会社に発展させました。
「UBER(ウーバー)」と聞くと、先進的だけれども法令よりも利便性を優先したアウトサイダーというのが、私のイメージです。(全く勝手なイメージですが)
その『物流版』を標榜しているのであれば、興味津々です。
運送業界の課題の一つに受注の多重構造(仕事を大手元請が受注し実配送を賄うのが下請け、孫請けの運送会社)があります。
松本社長は、その典型的な下請け構造によるロスをマッチングプラットホームを構築し解消させています。
このマッチングの仕組みがウーバーと呼ばれる所以ですが、中身は私のイメージとは違い、全てのプロセスが透明化された荷主にも事業者(軽事業者)にもメリットのあるものでした。
ビジネスモデルはシンプルで、荷主がドライバー(運送会社ではない)に直接配送依頼をするものです。
荷主がその発注をストレスなく出来、案件(配送内容)も受けるドライバーも可視化されているというのが大きな特徴です。

松本社長は、物流のラストワンマイルを支える個人事業者が評価され、報酬も確保できるように、そして、物流そのものを 魅力ある仕事にしていきたいと語られました。
私の凝り固まった古い頭では、配送の現場では、イノベーションはもう起こらないと思っていましたが、そんなことはないようです。
物流の未来は明るい そして、可能性が溢れている、そんな晴れやかな気持ちになった講演会でした。
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2017/06/09
物流コンサルタントであり通販物流代行会社の経営者でもあるの角井亮一さんの最新刊がリリースされました。目次をめくるだけでもグイグイ引き込まれました。序章から、宅配危機について現場のことを知り尽くしている著者ならではの視点で切り込んでいます。項目を紹介させて頂くと・・・・酷使され疲弊…
□CBcloud株式会社
http://cb-cloud.com/
□株式会社イー・ロジット
http://www.e-logit.com/
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