浜松（and藤枝）の運送会社 『アトランス』渡邉の物流現場＋αブログ

＜図表はすべて説明会配布資料より転載＞

浜松市の区割り再編について浜松市民の意志を確認するために住民投票が実施されます。

しかし、今回の投票結果で場合によっては、浜松市民が再編に賛成なのか？それとも反対なのか？という基本的な部分がわからないような設問になっています。

広報を読んだだけでは理解できなかったので、説明会に参加し質問をしましたが回答は的を得たものではありませんでした。

まず、住民投票についておさらいします。


設問は２つ。


市が提示した3区案への賛否と再編時期に対する賛否を問うようになっています。



3区案（天竜区・浜北区・その他の5区）

現天竜区・現浜北区を残し、旧浜松市に旧引佐郡加えたその他の5区の合区です。





設問1

・3区案（天竜区・浜北区・その他の5区）での区の再編を平成33年1月1日までに行うことについて
　
　賛成　or　反対　

　※賛成の場合は、設問2は記入しない。記入すると無効票になる。


設問１で反対に記入した場合、設問2に進みます。

設問2

・区の再編を平成33年1月1日までに行うことについて
　
　賛成　or　反対





区割り再編の意志と投票パターンの説明によると


パターン1
平成33年1月1日までにこの3区案で区の再編をしたほうがいいな・・・
　→設問１に『賛成』と記入（設問2は空欄）
　




パターン2
平成33年1月1日までに区の再編をしたほうがいいけれど、この3区案以外がいいな・・・

　→設問１に『反対』、設問2は『賛成』と記入





パターン3
将来的には区の再編をしたほうがいいけれど、平成33年1月1日までにする必要はないな・・・

　と

区の再編をする必要はないな・・・

　→設問１に『反対』、設問2も『反対』と記入


つまり、パターン3の場合

将来的にはではあるが、再編をしたほうがいいと思っている人と再編の必要はないと思っている人の双方が混在する結果になります。

仮にもし、このパターン3の得票が一番多かった場合、結局浜松市民は、再編に賛成なのか反対なのか読み取れないということになります。

これについても質問をしましたが、まったく要領を得ない回答でした。（浜松市の担当者の方の回答については次回書きます。）

せっかく実施する住民投票なのに、根本の再編に賛成なのかがわからないなんて全くおかしいと思います。


浜松市区の再編に関する住民投票説明資料より
（浜松市HP　https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kikaku/jumintohyosetsumeikai-5.html　）　

(1)住民投票条例

目的

区の再編について、市民の皆様の意思を直接確認するため、住民投票を実施します。

住民投票の成立要件

投票者の総数が投票資格者の総数の2分の1以上（投票率が50%以上）となった場合、住民投票が成立し、開票します。
投票率が50%に満たない場合は、開票しません。
投票率には、開票の結果、無効となる投票を含みます。


投票結果の尊重

投票結果によってそのまま区の再編が決定するわけではありません。市長及び議会は、住民投票の結果を尊重し、区の再編について協議をします。

（2）投票方法

投票日
平成31年4月7日（日曜日）※市長・市議会議員・県議会議員選挙と同日実施

投票時間
午前7時～午後8時（天竜区は午前7時～午後6時）

投票場所
市長・市議会議員・県議会議員選挙と同じ

投票できる人
日本国籍を有する平成13年4月8日以前に生まれた人で、原則、平成30年12月23日以前から浜松市の住民基本台帳に登録され、選挙人名簿に登録されている人（市長選挙の投票ができる人と同じ）

投票運動

原則として自由
ただし、告示日（3月24日（日曜日））以降は原則不可

今回の住民投票は、市長選・市議選・県議選と同日実施となることから、公職選挙法の規制がありますのでご注意ください。
ご不明な点は、各区選挙管理委員会事務局へお問い合わせください。

期日前投票平成31年3月25日（月曜日）～4月6日（土曜日）
投票期間・投票場所は市長選と同じ

□浜松市区の再編に関する住民投票について
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kikaku/jyumin/index.html


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